ヤシャブシの仲間

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植物

ヤシャブシの仲間

ヤシャブシはカバノキ科の落葉樹で、日本固有種です。

日当たりを好むところから、法面やはげ山などにも生えやすい木です。また、街路樹としても植えられています。

近縁種としてはヒメヤシャブシ、オオバヤシャブシ、ミヤマヤシャブシがあります。

ヤシャブシの形態は、落葉広葉樹の高木で、高さは10-15mくらいになります。樹皮は灰褐色で滑らかですが、のちに不規則に剥がれます。老木になるにつれ樹皮は短冊状に剥がれます。若い枝は毛があります。

葉は互生し濃い緑色、幅は狭く卵形で、単鋸歯。長さは4-10cm、幅は2-4cmくらい。側脈は通常13-18対で多くても20対以内です。

・ヒメヤシャブシはヤシャブシに比べて葉が細長く、側脈が20対以上と多いです。

・ミヤマヤシャブシは、特徴はヤシャブシとほぼ同じですが、葉裏に毛が多いです。

・オオバヤシャブシは葉は長さ6~12cm、幅は5~7cm程度です。

なかなか見分けにくいです。

ヤシャブシ類とアレルギー

ヤシャブシ類は花粉症との関係が指摘されています。
花粉の飛散時期は3-4月頃まで。
このことにより、近年、緑化樹として利用されることは少なくなっています。
ヤシャブシの花粉はスギなどに比べ、重いためより重篤なアレルギーを引き起こしやすいとされています。

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