春の七草
スーパーでも春の七草が売られています。
春の七草と言えば、ナズナ、ハコベ、ゴギョウ、セリ、ホトケノザ、スズナ、スズシロですが、スズナ(ダイコン)、スズシロ(カブ)以外はどうしても雑草のイメージがあります。
その中でナズナはよく見かける雑草です。
別名ぺんぺん草。
花の下に付いている果実の形が、三味線の撥(バチ)によく似ていることから名付けられたそうですが、「ぺんぺん草も生えない」というような荒廃を表すような比喩もあり、いっそう雑草のイメージになってしまってます。
昔はナズナを食用にしていた
そんなナズナですが、昔は冬場の貴重な野菜だったそうです。
今では春の七草シーズンしかスーパーでお目にかかりませんけどね。
また、薬用にも利用されていたとか。
色々有用な成分が含まれているようです。
俳句にも詠まれています
ナズナは多くの俳句や和歌などにも登場しています。
「よく見ればなづな花咲く垣根かな」 松尾芭蕉
「妹(いも)が垣根三味線草の花咲きぬ」 与謝蕪村
食用や薬用だけでなく、その姿も日本人に愛されていたんですね。
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