キノコムシとは
広義には甲虫目のうち,コウチュウ目オオキノコムシ科など成虫がキノコに集まる数科の昆虫の俗称ですが、狭義ではキノコムシという名前がつく虫です。
キノコを食べ、一生をそこで過ごすもののほか、キノコにいるほかの昆虫の成虫や幼虫を捕食するため集まるもの、幼虫期にキノコで生活するもの、隠れ場所としてキノコを利用するものなどがあります。
このような種を含む科は20余りにわたり、種数は日本に産するものだけでも300種以上に及ぶと思われます。
これらの種が集まるキノコはそれぞれの種や類でだいたい決まっています。
たとえばヒメキノコムシ類は粘菌に多く、オオキバハネカクシ類はヒラタケなどに多い。
タイショウオオキノコムシ
本州、四国、九州、北海道、屋久島、対馬に分布し主に丘陵地に生息しますが、稀にしかみられません。
成虫、幼虫ともにサルノコシカケ科のキノコの傘を食します。
写真のように綺麗な虫です。
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