ハナミズキとヤマボウシの違いとは
ハナミズキ(離弁花類)がピンクや白のきれいな花を咲かせています(じつは花ではなくて葉ですが)。 一青窈の歌を思い出させる季節になりました。
さて、ハナミズキとよく似た木にヤマボウシ(離弁花類)がありますが、その違いは何処にあるのでしょう。
ハナミズキは北米原産
ハナミズキは外来種で、アメリカヤマボウシとも呼ばれます。
その昔、東京がサクラ(離弁花類)をアメリカへ贈った返礼としてハナミズキが贈られてきたという話は有名です。
一方でヤマボウシは日本原産です。中国にも分布していますが日本のヤマボウシが落葉するのに対して常緑のヤマボウシである常緑ヤマボウシも中国原産です。
違う点
・ハナミズキは花の後に葉が出るのに対して、ヤマボウシは葉が先に出る。
・花びらのフォルムにも違いがあります。ヤマボウシの花びらは先端が尖っているのに対し、ハナミズ キの花びらはへこんでいます。また、開花時期もハナミズキの4~5月に対してヤマボウシは5~6月です。
・実はハナミズキが直径1cm程度の実が集合しているのに対して、ヤマボウシは直径2~3cm程度の複合果です。また、ヤマボウシの実は食べられますが、ハナミズキの実は毒があり、食べられません。
・ヤマボウシの樹皮はざらざらとしているだけですが、ハナミズキの樹皮はざらざらとしている上にひび割れたようにゴツゴツとしています。
両方とも街路樹として植えられていることも多いので、近くの木を確かめてみてください。
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