優雅に舞う蝶
アサギマダラはチョウ目タテハチョウ科のチョウです。
長距離を移動することで有名な、非常に鮮やかな色の翅を持つ蝶です。
その飛び方は、細かく羽ばたかずにふわふわと飛翔し、非常に優雅です。
その優雅な飛び方の理由として、鳥などの外敵に襲われる心配がないからだという説もあります。
それは体内に毒を持っているからです。
毒の由来
成虫はフジバカマなどキク科植物の花の蜜を吸うので、毒を得ることはありません。
幼虫はキョウチクトウ科(旧分類ではガガイモ科)のキジョラン、カモメヅル、イケマ、サクラランなどを食草としています。
これらの植物はアルカロイドを含んでいます。
幼虫の時に摂取したアルカロイドを成虫まで持ち越して、外敵から身を守るために利用しています。
あの鮮やかな翅の色は、毒を持っていることを敵に知らせる警戒色と考えられています。
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