ナラ枯れ
カシノナガキクイムシは、体長4.5~5mm程度の小さな虫で、メスの背中にはマイカンギア(菌囊)とよばれる、餌となる菌を貯蔵・運搬する器官をもっており、このマイカンギアに餌となる菌の胞子のほか、ナラ枯れを引き起こすナラ菌の胞子が含まれ、木の中に運び込まれます。
カシノナガキクイムシは、6月上旬頃~ナラ類の幹に穿入し、樹幹内で産卵を行いますが、この時にナラ菌の胞子も木の中に持ち込まれます。ナラ菌は、カシナガが掘った坑道を伝って蔓延し、その結果、ナラ類がナラ菌の蔓延を防ごうとして通水機能を止めてしまうことにより、7月~8月頃葉がしおれて茶色に変色し枯死に至ります。
木の中で成長・羽化した新成虫は、翌年の6月上旬頃~ナラ菌を持って脱出し、健全なナラ類に飛来・穿入を行うことで、被害が拡大してしまいます。
ルイスホソカタムシ
広島県では平成18年度に初めてナラ枯れが確認されており、平成22年度に被害量が最も多く観測されました。
その後は減少傾向が続いていましたが、近年は被害量が増加傾向となっています。
減少の原因として様々な要因が指摘されていますが、天敵の働きもその一つです。
カシノナガキクイムシは天敵の種類は少ないものの何種か知られています。
このうち最も有力な天敵と考えられているのが、ルイスホソカタムシです。本種はキクイムシ類の坑道に入り、幼虫を捕食します。
ルイスホソカタムシをもっと利用できたらいいですね。
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