ウバメガシから備長炭へ

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植物

公園に植えられていたウバメガシ

近くの公園を散歩していた時、ウバメガシを見かけました。

常緑樹なので葉がよく繁っています。

昔から萌芽能力が高くて定期的に何度も収穫可能なことから、燃料用としては非常に重宝されていました。

また、硬く重い木材で火持ちが良いということも、薪や木炭として非常に優秀です。

備長炭

そこで思い出すのが備長炭です。

紀伊国の商人備中屋長左衛門が、ウバメガシを材料に作り販売を始めたことから、その名をとって「備長炭」の名がついたそうです。

現在では、ウバメガシを含むカシ類を窯外消火法により炭化したものを備長炭としています。

製造時に高温で焼成されていることから炭素以外の木質由来の油やガス等の可燃成分の含有量は少なく、かつ長時間燃焼します。また炎や燻煙も少ないので調理に向いています。

備長炭は、高温(1000度以上)で焼いた「白炭」と呼ばれるもので、一般に炭素含有量94%以上、硬度10以上のものをいいます。

煙が少ない為、雑味が付きにくく、炭火焼を売り物にする料理屋(うなぎ屋、焼き鳥屋)などの燃料として使用されます。

うなぎが食べたくなりましたね。

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