森林浴の効果は
森の中を散歩していると、なんだかリラックスした気分になりますね。
その原因は木から発散されるフィトンチッドによるものです。
その効果はどこまでとははっきりしませんが、疲労回復などの効果はありそうです。
フィトンチッドとは
フィトンチッドとは、植物が有害な微生物や虫たちから身を守るために作り出した物質です。
フィトンチッド」とは、フィトン=「植物」、チッド=「殺す能力」を意味するロシア語の2つの言葉からなる造語です。
従って、殺菌作用や防腐作用があります。
フィトンチッドには色々な種類があり、植物の種類によって発散するフィトンチッドが違います。
その違いが木の香りの違いに現れています。
ヒノキ(テルペン類)ヒバ(ヒノキチオール)クスノキ(カンファー)
植物が生み出す香りは、外敵となる動物や細菌類などに対しては武器として働きますが、私たち人にとっては無害な天然物質で、抗菌や消臭、リラックス効果といった様々なプラス効果をもたらしてくれます。
フィトンチッドのリラックス効果
フィトンチッドが医学的に心身をリラクゼーションに導く効果が明らかになってきています。
農林水産省が行った実験ではフィトンチッドを体内に取り入れることで、「ストレスホルモンの減少」「血圧・心拍数の低下」や「免疫力の上昇」「抗がんタンパク質の増加」も認められています。
ヒトの副交感神経を刺激して精神を安定させ、解放感、疲労回復、ストレスの解消などをもたらします。
森の中を歩くだけで得られる、まさにしぜんのめぐみです。
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