毒虫に注意 ヒメツチハンミョウ
先日、近所の山でヒメツチハンミョウ(コウチュウ目ツチハンミョウ科)を見かけました。ツチハンミョウの仲間はハンミョウ(コウチュウ目オサムシ科)とは全く別の昆虫です。
もちろん触っていません。触ると大変なことになります。カンタリジンという毒を脚の間から出します。このカンタリジンを持っている昆虫はツチハンミョウとカミキリモドキの仲間らしいです。
3~5月にかけて出現するらしいので、見かけたらスルーしてください。
カンタリジンは毒殺に使われた
昔、中国で毒殺に使用されたという話があります。
こわいですね。
カンタリジンを利用する生物もいます。
アカハネムシの一種は死んだツチハンミョウからカンタリジンを摂取して、メスの卵にカンタリジンを含ませることによって、卵が他の生物から食べられることを防ぎます。
また、鳥類にはカンタリジンに対して耐性を持った種がたくさんいて、ツチハンミョウを捕食することによって腸内の寄生虫を駆除しているらしいという話もあります。
毒も使いようですね!
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