カニムシの仲間 オオヤドリカニムシ
カニムシはムシという名前はついていますが、昆虫ではありません。クモガタ綱に分類されるダニに近い生物です。
捕食性の動物であり、より小型の動物、トビムシなどを餌にしています。
特徴的な行動として、昆虫などの脚を掴み、またはその身に乗って便乗する習性が知られています。
ネズミに寄生するマダニを捕食するオオヤドリカニムシは、ネズミの体毛に掴まり、ネズミとともに移動します。
オオヤドリカニムシはマダニの天敵
森林総研によって、森に生息するネズミと共生するオオヤドリカニムシが、マダニの新たな天敵であることが発見されました。
マダニはSFTSなどの感染症のウィルスや細菌を媒介することが知られています。、
マダニの幼虫は主にネズミを宿主としていますが、森に生息するネズミの巣にはオオヤドリカニムシなどの捕食性節足動物が共生しています。
実験で、オオヤドリカニムシにマダニの幼虫を与えると直ちに捕食したそうです。
マダニの天敵としてのオオヤドリカニムシの研究が進むことを期待します。
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