製造方法は極めてシンプル
富山県高岡市のベンチャー企業「アルハイテック」は、持ち運びができる水素製造装置で、世界から注目を集めています。
水素を作る原料は、工場から出る「アルミくず」です。
製造方法は「ある特殊な溶液」にアルミのくずを入れるだけ。
アルミと溶液の化学反応だけで、驚くほど簡単に水素が発生。
二酸化炭素などの排出はゼロ。余分なものは全く出ず、電気など外からのエネルギーも必要ありません。
装置を持っていって、そこに反応液とアルミさえあれば、電気を起こすことができます。
コストはほぼかからない
例えばゴミとして出た廃アルミ9キロ。相場だと450円ですが、ここから水素が1キロ取れます。水素ステーションなどで買うと1200円ほどになる量です。
これを使って発電を行うと、電気自動車が180キロ走れるだけの電気が取り出せます。
さらに、副産物として建材などに使われる水酸化アルミが26キロ生成されます。これは約8000円で売れるそうです。
コストはほぼかからず、エネルギーと副産物が手に入るシステムといえます。
水素を発生させる溶液は、約100回繰り返し使えて、その後リサイクルも可能とのこと。
いいことだらけの水素製造システムですね!
コメント