ヒメバチには多くの種類が
普段よく見かけるヒメバチ。
形態も多種多様ですが、日本では1430種が同定されていますが、実際には3000種くらいいるのではと推定されています。
世界では25000種が同定されていますが、60000種から100000種いるのではと推定されています。
ヒメバチの生態上の特徴
多くのヒメバチは、メスが膜翅目、甲虫目、鱗翅目、双翅目など完全変態昆虫の幼虫や蛹、クモの成体や卵嚢などに産卵し、幼虫はそれらに寄生します。
多くのヒメバチのメスは、腹端から突出した長い産卵管をもっており、これで寄主を刺しますが、ヒトを刺すようなことはありません。
害虫の天敵としてのヒメバチ
ヒメバチは寄生という生態を持つことから、自然界で他の昆虫の数をコントロールする役割を担っています。幾種かのヒメバチは、そのコントロールする対象の昆虫が、畑や水田で作物を食害する害虫であることがあります。その場合、ヒメバチは極めて重要な天敵として、人類の役に立つことになります。
天敵としての研究が進むと面白いですね。
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