広島県だけに生息するチョウ
広島県でヒョウモンモドキの羽化が始まっているとのニュースが流れていました。
ヒョウモンモドキは国内で広島県だけ、さらに三原市と世羅町だけに生息しています。
かつては本州各地に生息していましたが、急激に減少し、減少率が98%という、日本でもっとも減
少してしまったチョウの1種です。
絶滅危惧ⅠA類に選定されています。
ヒョウモンモドキの生息環境
ヒョウモンモドキの生活の場は小規模な湿地です。
さらに、数多くの隣り合った湿地がないと生きてゆくことができません。
それに、幼虫のえさであるキセルアザミの生える湿地環境でなければなりません。
また湿地だけではなく、チョウが吸蜜するノアザミやウツボグサの生える畦や斜面などの草地も必要です。
広島県世羅・賀茂台地では、下記の団体により各地でヒョウモンモドキを守る活動が行われています。
NPO法人もりメイト倶楽部Hiroshima・くい環境会議・(株)セラアグリパーク(せら夢公園自然観察園)・特定非営利活動法人日本チョウ類保全協会・パシフィックコンサルタンツ(株)・ヒョウモンモドキ保護の会・広島市昆虫館友の会・復建調査設計(株)・広島県・三原市・世羅町・多面的機能支払交付金などを活用して保全活動に取り組む世羅町、三原市の集落営農組織
コメント