ゴミから金の延べ棒

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環境

都市鉱山と呼ばれるが

都市鉱山とはよく聞く言葉ですが、実際にゴミから金(ゴールド)を回収する事業が行われています。

新日本電工(本社・東京都中央区)の鹿島工場(茨城県鹿嶋市)は自治体などで燃やしたゴミの灰を専用の電気炉で溶かして資源化する事業を行っています。

多くは石状の土木資材になりますが、金属(溶融メタル)も4%ほど生成されます。

この4%中、金の含有量は1トンあたり最大で約90グラム、平均で約40グラムだそうです。

これは1トンあたり2~5グラムとされる天然金鉱石の十数~数十倍です。

電気融解炉

電気融解炉には黒鉛棒(電極)が3本あり、通電すると灰が発熱して1500度の高温になり溶け出します。比重の関係で金属は下にたまり、下方の穴から取り出して冷やすと溶融メタルになります。

これには鉄が70~80%、銅約10%のほか、金や銀、白金、パラジウム等が含まれ、この溶融メタルが販売先の非鉄精錬メーカーで2次原料となり金の延べ棒も製造されます。

自治体等で焼却時に出たガス等を集塵した「焼却飛灰」は特別管理一般廃棄物に分類され通常では処理も再資源化も難しいのですが、溶融処理することで再資源化できます。

当工場で取り出される金は、計算上では10万トン×4%×1トン当たり40グラムで年間約160キログラム。

ゴミ焼却の現状

現在、全国の民間ゴミ排出量は年間約4000万トン。燃やされて約10分の1、約400万トンの焼却灰になります。

その3分の2は埋め立て処理、3分の1は資源化されているものの、多くはセメントなどへ利用されます。

貴金属類の回収もできる溶融処理は自治体で30万トン、民間で20万トンの計50万トン程度にとどまっています。

もったいないですね。

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