日本は世界で2番目のプラスチック排出国
プラスチックゴミの問題が言われてかなりの年数が経ちますが、年間の製造量はいまも増加し続けています。
世界の陸地で廃棄されるプラスチックゴミの量は年間3000万トンです。
さらにそのうちの800万トン以上が毎年海へ流れ込んでおり、海洋生態系が被害を受けています。
日本では、1年間に850万トン(2019年実績)ものプラスチックが廃棄されています。
この量は世界で2番目だそうです。
プラスチック問題とは
プラスチックに関する問題は3つあります。
- プラスチックが燃やされるときに温室効果ガスが発生し、地球温暖化の原因のひとつになっています。
- プラスチックの原料は、採れる量に限りがある石油資源であり、プラスチックの製造によって資源の枯渇につながります。
- 大量のプラスチックが海に流れ出て、海を汚染しています。
海の汚染 マイクロプラスチック
マイクロプラスチックは残留性有機汚染物質 (POPs)を吸着することが分かっています。
魚が海水中に溶け込んだ化学物質やマイクロプラスチックを体に取り入れてしまうと、それを食べる海洋生物や人間の体内にも入る可能性があります。
私たちが捨てたプラスチックゴミは巡り巡って私たちのもとへ帰ってくるのです。
ただ、プラスチックは基本的に魚の内臓に蓄積されるので、大半は食べる際に取り除くケースが多いため、そこまで心配する必要はないとのことです。
とはいえ、小魚や貝など内臓を一緒に食べるものは摂取する可能性もあります。
日常生活で私達にできること
日常生活の中で私達がプラスチック問題に対してできることはたくさんあります。
先ずは、使い捨てのプラスチック製品を使わないこと。
マイボトル、マイバック、マイスプーン等、使い捨てのプラスチック製品を使用しないことです。
また、捨てる前にリサイクルに回せるものは回すことです。
捨てる場合も、リサイクルプラとその他プラに分別しなければなりません。
それから、購入する場合にプラスチック製品ではなく、天然素材の物を購入した方がいいですね。
私達消費者が選択を変えることで、プラスチックを大きく減らすことができますね。
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