フサヒゲルリカミキリの再導入

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動物

絶滅危惧種のフサヒゲルリカミキリ

フサヒゲルリカミキリは、かつては北海道や本州の各地に分布していましたが、近年では、岡山県の一部地域にのみ生息が確認されています。

環境省では、フサヒゲルリカミキリを平成28年に国内希少野生動植物種に指定しています。

本種の絶滅を回避するために、残存する生息地の個体群を維持するとともに、かつての生息地を再び本種が生息できるような環境にしていく取り組みが始まっています。

鳥取県の大山で再導入試験

昨年6月より、過去に本種が生息していた地域の中で、本種の生息環境である草原環境と、食草であるユウスゲの生育が存続している鳥取県西伯郡伯耆町にある桝水高原を試験地として、飼育下繁殖個体を用いて、再導入試験が実施されています。

桝水高原のユウスゲの分布調査を実施したところ、約2,000株が確認されています。

飼育下の繁殖個体である成虫102個体(メス51個体、オス51個体)を放虫されています。

うまく定着できれればいいですね。

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